車を運転される皆さんにとっては、ガソリン価格は家計に大きな影響を与えていますよね。自家用車出勤の方などは週に1回3000円の燃料費程度は使っているのでは無いでしょうか?
ガソリンの価格は昨年からずっと値下がりが続いています。2015年1月3日のレギュラーガソリンの価格は「135円」ほどだったのに、1カ月後の2月2日時点では、123円程度まで下落しています。
今後はこの値下がり傾向は緩やかになるので、一気に100円とかそういうことにはならないと思いますが、すごい勢いで値下がりしていることは事実です。
ガソリン価格の値下がりの理由については、後で軽く説明しますが、ガソリンの値下がりは家計には大歓迎ですよね?まずはガソリン価格がどのようなところに影響してくるのかを考えてみましょう。
ガソリン価格の値下げの車社会への影響
私達がガソリンを使用するのは自家用車ですよね。ガソリンが200円を超えるのではないか?と言われていた時、私達のエコに対する意識も高まりました。
そこで、ガソリンを多く消費しない電気自動車や、ハイブリッドカーの需要が増えたんですね。これがガソリンが値下がりすると、もう一度ガソリン車が見直される可能性がありますよね。
先日トヨタが開発して販売した燃料電池車「ミライ」の売れ行きなんかにも影響があるのではないかと思います。ただ、私達は1度ガソリン170円の時代を経験していますから、単純には判断できませんが。
ガソリン価格が値下がりしている理由
ガソリンが値下がりしている理由は簡単です。原油が余っているからです。需要と生産のバランスが崩れているということです。現在は生産のほうが需要よりも多くなっているので、必然的に原油が値下がりします。
通常は、産油国が生産過剰にならないように調整するはずの原油を作り続けている大きな理由の一つがアメリカの「シェール革命」による原油生産量の増大です。
アメリカは世界一の石油の消費国として有名なのですが、原油を採掘する技術の向上によって、自国の原油生産量が上がって、輸入が大幅に減少しました。アメリカの原油輸入量が減ったのでOPECで採れた原油が余っています。
OPECだけで原油の生産量を調整しても、アメリカやカナダが増産するので大した影響が無いのです。ですから、OPECも自分たちのシェアを確保するために原油を安くせざるを得ないという現状があります。
その他の政治的な要因
イスラム国の存在は世界中の脅威になっていることは言うまでもありませんが、イスラム国の主な収入源は原油だという話を聞いたことがあると思います。
原油価格が下落することは、イスラム国に大きなダメージを与えることができるわけです。そのため、意図的に原油を増産して価格を下落させているのではないか?と推測する人もいます。
私達の生活にとって、ガソリンや灯油などの燃料は必要不可欠なものです。価格が安くなることは歓迎したいところですが、あまり大きな変動は好ましく無いと思っています。
一気に下がることがあると、その反動も怖いですからね(^^ゞ
日本は日本で独自の燃料を開発して、なるべく国際情勢に影響されないような物を早期に生み出したほうが良いですよね。
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