昨年の夏の覇者「大阪桐蔭高校」も2015年春の選抜高校野球の優勝候補の一角です。私は仙台育英と大阪桐蔭高校が最も優勝に近いチームだと思っています。
仙台育英のほうは、佐藤世那投手の出来によって、勝敗が左右されますが、大阪桐蔭高校の場合には戦力が分厚いので、大会を通じて安定した実力を発揮できそう。
じっくりとした展開になった場合には、大阪桐蔭高校に有利な展開となります。
大阪桐蔭高校の選手紹介
大阪桐蔭高校の春の大会はこれが6度目となります。2012年には現在プロ野球で活躍している藤浪と森のバッテリーで春夏連覇を達成しました。2014年の夏の大会でもワンランク上の実力を見せつけました。
今年の春は2012年ほどの戦力は無いと言われていますが、スター選手揃いの厚いチーム力で、夏に続く優勝を狙っています。総合力では大会屈指です。是非ご注目ください。
※主力メンバーのみ
打撃成績
(氏名・学年・ポジション・打率)
・田中誠也 3年生 投手 .375
・谷口一樹 3年生 捕手 .480
・杢田竜輝 3年生 一 .375
・永廣知紀 2年生 二 .406
・中山遥斗 2年生 三 .379
・福田光輝 3年生 遊 .185
・原田知希 3年生 左 .316
・青柳昴樹 3年生 中 .464
・藤井健平 3年生 右 .452
・チーム打率:.401
投手成績
(氏名・学年・防御率)
・田中誠也 3年生 1.58
・松井孝太郎 3年生 9.00
・高山優希 2年生 0.00
【戦力分析】
数字を見ると一目瞭然で打撃のチームと思われます。公式戦のチーム打率が4割を超えているのには驚きです。センスの良いバッターがズラリと並ぶ強力な打線は一度火がつくと止められない感じがします。
投手は左が3人、この先の成長が楽しみなエースの田中、松井がいる。近畿大会では打線が沈黙して2点止まりで敗北はしましたが底力は相当なものがあります。仙台育英と並んで優勝候補の筆頭です。課題は投手力か?
【投手力分析】
田中誠也はストレート135キロ前後とまずまず。内外に投げ分けるコントロールも魅力の一つです。右バッターのアウトコースに沈むチェンジアップが重要なポイントになります。キャッチャーが内側に構えた時に、思い切ってインコースをつければ、チェンジアップが活きてくるでしょう。
松井孝太郎の課題はストレートの球威だろうと思います。どうしてもストレートを狙い撃ちされて強い打球を運ばれている印象がありますので、打者のタイミングを狂わすチェンジアップ、ゆるいカーブなどを多用して翻弄してほしいと思います。
両名ともタイプ的には近いものがあるのではないかと見ています。ふたりともまだ体の線が細くて下半身が安定しないためコントロールにも課題が残っているはずです。選抜の強力打線を相手に、二人がどこまで踏ん張るかが楽しみですね。
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