龍谷大平安高校は昨年の春の覇者ですね。昨年のチームとは異なり、今年はエースの高橋奎二投手を中心とする守りのチームという印象です。春の大会2連覇が達成されれば史上3校目となります。
気になるのは、高橋投手の「安定感」です。近畿大会ではベスト4進出も準決勝で天理打線の前に6失点を与えて敗戦投手になりました。実はその前の試合、北大津戦でも4失点とピリッとしない投球が続いていました。
龍谷大平安高校の選手紹介
選抜大会を連覇するためには、高橋投手のチカラだけでは難しいと思います。高橋投手は昨年選抜優勝を経験はしているのですが、なんとなくまだまだ安定感に欠ける投球が目立っています。
打線にも、昨年のような派手なパンチ力があるわけではないので、落ち着いた試合運びで接戦に持ち込むスタイルになってくると思います。
※主力メンバーのみ
打撃成績
(氏名・学年・ポジション・打率)
・高橋奎二 3年生 投手 .429
・吉村 颯 3年生 捕手 .261
・西川寛崇 3年生 一 .379
・城ヶ原和宜 3年生 二 .200
・堀北彰人 3年生 三 .290
・橋本和樹 2年生 遊 .231
・竹内良典 2年生 左 .400
・城島大輝 3年生 中 .318
・大北雄也 3年生 右 .313
・チーム打率:313
投手成績
(氏名・学年・防御率)
・高橋奎二 3年生 1.59
【戦力分析】
やはりいちばん気になる点は、すべての公式戦を高橋投手が一人で投げ切っていることです。言い換えれば投手層が薄いとも言えますよね。高橋投手が万が一崩れた場合には、打つ手なしといったところです。
今大会は打撃中心のチームが多いので、高橋投手がどこまでスタミナを温存しながら勝ち進めるかが大きなポイントとなります。今年の龍谷大平安は強豪であることは間違いないのですが、相当苦しい戦いになることが予想されます。
【投手力分析】
足を大きく上げるダイナミックな投球スタイルが高橋投手の特徴です。このフォームで1試合を完投する下半身の強靭さは今の時期の高校生としては他を圧倒していると思います。
気になるのは連戦になった時に、疲労が蓄積してしまい、下半身に安定感を失うと一気に崩れるという不安を抱えていることも考慮しなければなりません。
近畿大会では丁度疲労が蓄積してくる準決勝で天理打線に捕まりました。
選抜高校野球は全5試合となります。3試合目以降の高橋投手のピッチングで、ボール先行なら準決勝で敗退、伸びのあるストレートがきちんとコントロールされるなら優勝の目も出てきます。
見どころは3回戦の高橋投手のピッチングです。注目してください。
調子のいい時の高橋投手の球は高校生にはなかなか打てないと思います。140キロ前半の直球は左投手独特の角度があり、変化球のキレも抜群です。ダイナミックなフォームは、打者のタイミングを取りにくくしていることもポイントです。
私の率直な感想は、このフォームでよく1試合投げきれるな・・・と。左足一本で立っている時間が長いので、試合後半には左足がつってくるような感覚もあるのではないかと思います。
逆に、下半身にしっかりとチカラが入っているので、腕の負担は少なそうな感じがします。下半身のチカラをめいいっぱい腕に乗せて投げる感覚で、球威は抜群です。
特に左バッターが高橋投手の変化球をヒットするのは至難の業です。
高橋投手の投球フォーム・・これ、やってみるとすぐにわかると思います、ちょっと真似して20回もやったら左足が筋肉痛になりますよ。高橋投手の下半身がいかに強靭か・・よくわかります。
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