甲子園常連校の常総学院は伏兵的な存在です。練習試合ではありましたが、秋に行われた試合では仙台育英に3-2で勝利しています。チーム力の高さを証明しました。
新チームは、二人の投手と打者としてプロが注目する宇草選手を中心に小技を効かせたしっかり野球で、接戦をものにして52勝9敗6分の成績を挙げています。
ランナーが出れば得意の小技を活かした展開に持ち込めるはずです。高校野球では微妙な心理面が投手に影響をあたえるので、足で引っ掻き回す野球を期待しています。
常総学院の選手紹介
※主力メンバーのみ
打撃成績
(氏名・学年・ポジション・打率)
・鈴木昭汰 2年生 投手 .111
・高瀬将太郎 3年生 捕手 .316
・石井大貴 3年生 一 .280
・宇草孔基 3年生 二 .538
・清水風馬 2年生 三 .063
・皆神裕平 3年生 遊 .185
・荒原佑貴 3年生 左 .423
・竹内 諒 3年生 中 .278
・和田慎吾 3年生 右 .292
・チーム打率:.276
投手成績
(氏名・学年・防御率)
・鈴木昭汰 2年生 0.92
・樫村雄大 2年生 1.95
【戦力分析】
超高校級の打者、宇草孔基がどの程度出塁できるか?宇草の前にどのくらいランナーを貯めることができるか?これが常総学院の勝利のポイントです。
投手陣は2枚の2年生に注目です。後輩を援護して先制点をプレゼントできるか?3年生たちの活躍に注目が集まります。2年生投手に試合を預けるのはあまりにも酷なので、是非打ち勝つ野球で勝利を掴んでほしいともいます。
チームとしては7回目の選抜出場、2001年には見事に優勝旗を手にしています。夏の大会でも2013年にベスト8に進出していますが、正直もっと勝ち残っているイメージです。
戦力的には他の優勝候補と比較すると地味な感じが否めませんが、100%のチカラを発揮すれば、本命優勝候補を撃破する実力は十分にあります。
【投手力分析】
鈴木昭汰は15歳以下の日本代表投手に選ばれた経歴を持つ投手です。最速139キロのストレートを武器に、頭脳的な投球で打者を翻弄します。
左投手で1年生で140キロのストレートは立派です。将来が楽しみな投手でまだまだ伸びしろのある選手です。まだ、足にのせた体重を使い切れない下半身の弱さが目につきます。
この冬のうちにしっかりと下半身を鍛え直せば、目標とする常に140キロの直球どころか、ストレートは最速145キロ付近まで伸びてくるでしょう。
今大会では、先輩の気迫も背中に背負いながら、1年生らしいハツラツとして元気なマウンドを見せてほしいと思います。心配なのはメンタル面です。大舞台に立ってコントロールを維持できるかどうか?
試合ごとに成長していく鈴木投手に注目しましょう。
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