九州大会王者の九州学院も優勝候補の一角です。関東・関西の強豪校が注目を集める中、神宮大会で準決勝まで勝ち進んだ実績は大きいと思います。
チームの平均得点が7点と、まさに打力のチームです。派手な打ち合いならこのチームを置いて他にない強さを発揮することになります。大阪桐蔭高校や浦和学院などの強豪校相手に自慢の打線が火を噴くか?
チームは9月から公式戦10連勝を飾り選抜の切符を手にしています。3点以上の失点も多くありますが、全ての試合をエースの伊勢が完投しています。
単打を繋ぐというよりも、どちらかというとパワーを武器に、甲子園でも大暴れすることを期待しています。2010年の夏の甲子園ベスト8を超える成績を挙げることができるか注目が集まります。
九州学院の選手紹介
九州学院の選抜出場は通算5回目、現在までベスト8以上の成績を残したことがありません。私の見る限り、今大会が最大のチャンスです。今大会はどちらかと言うと打高投低と見ているからです。打てるチームが勝つ!そんな甲子園大会になりそうです。
※主力メンバーのみ
打撃成績
(氏名・学年・ポジション・打率)
・伊勢大夢 3年生 投手 .323
・中原力也 3年生 捕手 .314
・柳内一輝 3年生 一 .422
・友田晃聡 3年生 二 .300
・米満 巧 2年生 三 .293
・松下且興 3年生 遊 .300
・若原笙弥 3年生 左 .394
・長谷川大将 3年生 中 .396
・元村優吾 2年生 右 .366
・チーム打率:.345
投手成績
(氏名・学年・防御率)
・伊勢大夢 3年生 2.94
・光田一貴 2年生 1.80
【戦力分析】
打力だけを見れば全国トップクラスとなります。打者全員がそれなりの打力を持っています。1番から9番まで全員が3割以上の打率を残す打線は相手チームにとっては脅威そのもの。
試合の早い段階で勝負が決まるような展開になるかもしれません。投手陣は伊勢投手が踏ん張ります。身長182cmとまだまだこれから伸びてくる将来性の高い投手です。秋の大会では140キロ台前半だった直球の威力が春でどれだけ成長しているかも楽しみです。
九州学院のクリーンナップの打席では豪快なホームランが見られると思いますよ(^^ゞ注目投手との対戦があれば尚更楽しみです。仙台育英佐藤世那投手、県岐阜商の高橋純平投手をもってしてもこの打線を抑えるのは至難の業でしょう。
【投手力分析】
エースの伊勢投手は多彩な変化球が武器ですが、個人的には直球で勝負できるようになったほうが良いと思います。バランスのとれた体格をしているので、鍛え方によっては140キロ後半から150キロ前後のストレートを投げることは可能です。
スライダー、チェンジアップ、シュート、シンカーととても器用に投げ分けています。ストレート、シュート主体のピッチングで十分に通用する選手だと思います。逃げる球を捨て、打線同様強気の勝負を期待しています。
伊勢投手の投球はテンポの良いスリークォーターです。まだ下半身が安定しないために、コントロールが乱れることがあります。特にアウトコースへのコントロールがまだまだです。
もう少しゆったりとしたモーションで投げられるくらいに下半身を強化すれば、130キロ台の直球と大きな変化球でも勝負は可能かと思います。速球派と技巧派、どっちにするか決めて練習したほうが良い選手です。
イメージ的には元ジャイアンツの斎藤雅樹投手をお手本にすると良いでしょう。
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