2015年の選抜高校野球で見事に21世紀枠に選ばれた松山東高校は偏差値70の進学校で、東大や京大に毎年多くの卒業生を送り出している文武両道の県立校です。
まさに21世紀枠にふさわしい松山東高校は、夏目漱石が教壇に立ち、「坊っちゃん」の舞台になった学校としても有名です。厳しい練習環境の中、県大会準優勝という実績を評価されて83年ぶりの選抜出場を決めました。
練習環境が整っている名門高校とは異なり、限られたグラウンド、制限された時間の中、効率よく練習してきた努力が選抜出場につながりました。学業としての部活、部活としての野球、本当の高校野球の原点はこのチームの中にあるのかもしれません。
松山東高校の選手紹介
特に目立った選手がいるわけでもありません。亀岡投手を中心とした独特のチームカラーで粘り強く戦ってきたチームです。接戦になれば強豪チームとも渡り合えるチカラを発揮できるのではないか?と思っています。粘って粘って最後に勝ちを拾う頭脳野球に期待したいと思います。
※主力メンバーのみ
打撃成績
(氏名・学年・ポジション・打率)
・亀岡優樹 3年生 投手 .292
・米田佳祐 3年生 捕手 .296
・山田 海 2年生 一 .192
・松下洸葵 3年生 二 .130
・有田虎之助 2年生 三 .286
・石山太郎 3年生 遊 .318
・清水智輝 3年生 左 .286
・酒井悠佑 3年生 中 .400
・山田大成 2年生 右 .500
・チーム打率:.300
投手成績
(氏名・学年・防御率)
・亀岡優樹 3年生 2.95
・羽藤大晟 3年生 2.25
【戦力分析】
注目のポイントは、松山東の打線が強豪校のエースを相手にどのようなバッティングを披露するのか?です。小技を使って相手の守備をかき乱すような攻めが決まれば、流れは一気に松山東に傾きます。
亀岡投手が大量点を防いで試合を作っている間に、打線が相手チームにプレッシャーをかけて接戦に持ち込めば、十分に勝機を見出すことが可能となります。県立校の意地で勝利への執着を全面に出して頑張ってほしいと思います。
【投手力分析】
亀岡投手の持ち味は多彩な変化球にあります。カーブ・スライダー・チェンジアップなどの緩い変化球を正確にコントロールする頭脳派の投手です。相手のバッターに的を絞らせないように、初回から全力投球で内野ゴロの山を築いて欲しい。
そして、重要なのはリリーフの羽藤投手の役割です。亀岡投手が全力を相手にぶつけられるように、しっかりと準備をして最小失点を守り切る投球を期待したい。
一つでも多くの勝利をもぎ取るためには、接戦が第一条件となります。
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