この夏の優勝候補と思われる仙台育英高校、秋の神宮大会を制覇し、春選抜でも大きな活躍を果たしました。春は佐藤世那投手の不調もあり負けてしまいましたが、夏になり気力も充実しているので、大いに期待できると思います。
春の選抜のころ、私は佐藤世那投手に非常に厳しい評価をしました。何しろコントロールが不安定で、その理由が投球フォームにあったからです。
元々内外に投げ分けられるような投球術は持ち合わせていませんが、特にアウトコースへのコントロールができなくなると、ストライクを取るのにも苦労します。
夏の予選ではかなり安定した投球ができているので、そのままの調子を維持して甲子園に乗りこめば、常に3点以内の勝負ができる投手です。
正直なところ、プロに行くなら、少しフォームをいじらないといけないかもしれません・・。
【夏に期待!2種類のフォークボールが勝負のポイント】
外角への力強い直球、真ん中からボールになるフォークボールが武器の佐藤世那投手、フォークボールは130km/hの右バッターのインコースをえぐる感じ、そして120km/hの縦に落ちる感じの2種類あります。
フォークボールを正確にコントロールするのはほぼ不可能に近いと思うのですが、佐藤投手が調子に乗っているときは、このフォークボールがアウトコース、インコースと面白いように決まります。
打者からすると、これにゆるいカーブが来るわけですから、わかっていても打てないということになります。
注意点はボール先行の時、ツーボールから投げる球が難しい、その時にストレートを狙い撃ちされることがあります。初球・2球目はアウトコースのスライダー、カーブ、ストレートのいずれかでカウントを取っておきたい。
今のところ、甲子園で活躍しそうな投手ナンバーワンが佐藤世那投手です。
下半身がしっかりと安定して、ストレートが右側に抜けることが少なくなりました。春の敗戦が彼を成長させたのかもしれませんね。
打者から見た攻略法としては、配球をしっかり考えて打席に立つことです。
佐藤投手は球種が多いようですが、投球の幅はあまり広くないように感じます。1打席の中で、ストレート、フォークボールは必ず1球はストライクがきます。
アウトコースのストレートに的を絞って、追い込まれる前に軽打で外野の前に落とす気持ちが必要です。
最後に佐藤投手を見るポイントですが、相手にリードされた時の投球です。勝っているときはマウンドで躍動する姿が見られると思いますが、粘りの投球を強いられた時、平常心でしっかりと守り切れるかどうか・・注目してみてください。
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