いよいよ開幕するU-18ベースボールワールドカップ、日本代表に立ちはだかるのは、アメリカのエース、オースティンバーグナー投手です。
オースティンバーグナー投手は身長193cm、直球の速度は156キロ、おそらく普通に投げても150キロを超えることは間違いありません。
特に2メートル近い身長から投げ下ろされるので、日本人のバッターにとっては見たこともないボールになると思います。
日本でも高校生からすぐにプロに入って活躍する選手がいますが、アメリカでも同じ、オースティンバーグナー投手はMBLのドラ1間違いなしと言われている選手です。
日本がこの大会を制するためには、アメリカに勝たなければいけません。果たして今のままで勝ち目はあるのでしょうか?
【勝機は薄いが持ち味を出せれば勝ち目はある】
正直言ってオースティンバーグナー投手を打ち崩すのは難しいと思います。
いくら日本の選手たちが天才ぞろいとはいえ、それはあくまでも日本の中だけの話、世界に目を向ければまだまだすごい選手がたくさんいるわけです。
しかも高校生の時の体力差はかなり大きいので、アメリカの強力打線と剛速球の投手陣にどのようにして立ち向かうのかが本当に楽しみです。
【攻撃陣は小技重視、選球眼が勝敗を分ける】
高いところから投げ下ろされる速球、ストライクとボールの判断を一瞬にして行わなければいけません。
残念ながら、今の高校生たちは、力強い打球を飛ばすのは得意なのですが、打てない球を見極めるのはやや苦手な感じがしてなりません。
世界大会では、日本人の野球を、つまり繊細な野球をしなければ勝てません。
アンパイアのクセを素早く読み取り、ボール球は絶対に打たない、微妙な球はファールにする、場合によってはフォアボールを狙うような打席も必要になるでしょう。
許されるルールを最大限に活かして、いやらしい打撃をしなければ、ランナーをホームに返すことはできません。
甲子園のように、ちょっと抜ければスリーベースなんてことはあり得ないのですから。
【投手陣は変化球を中心にタイミングを外す投球】
さて、世界の強豪を相手に、日本の投手陣がどのような投球をしたらよいか?ですが、まずチカラで抑え込む投球は通用しません。小笠原慎之助投手のように150キロを超える投手は、向こうにはゴロゴロいます。
あと、横の変化球で勝負するのはかなり危険です。
アメリカ戦では、仙台育英佐藤世那投手の多彩な変化球が活きる展開になると予想しています。
佐藤投手は2種類のフォークボール、そのフォークボールと同じ速度のスライダー、カーブを持っています。
アウトコースにストレートのボール球、フォークとカーブでカウントを稼いで、どちらかのフォークで勝負できる。可能性は一番高いのではないでしょうか。
見どころ満載のU-18ベースボールワールドカップは8月28日、いよいよ開幕です。
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