U18野球2015がいよいよ大詰めを迎えました。高校野球から始まった私の試合予想ですが一番うれしいのが、仙台育英高校の佐藤世那投手の活躍です。
最強と思われたアメリカチームを相手に史上初の完封勝利をおさめ、自信をつけているということもあって、決勝でも彼が登板する可能性が高いと思っています。
ただ、唯一心配なのは、佐藤投手は調子に左右されやすい投手です。アウトコースにストライクが入らなくなると、途端に悪くなって、インコース高めの力の無い球を強打されてしまいます。
最近になって、変化球の安定感が抜群に良くなり、落ちる球の威力が増しているので、縦の変化に慣れていないアメリカチームにはとても有効に機能すると思っています。
【安心の打撃陣】
打撃陣はもっと安心できます。
4番に座る清宮選手がいなくても、世界一の打撃力があります。パワーでは外国チームに劣りますが、木製のバットでホームランを打てる選手は年齢的に限られていますから、あまり関係ありません。
それよりもちょこちょこと、内野手の後ろに落とすような打球が非常に有効です。相手の外野手も、まだ打球との距離感がつかめていないのか、日本の打球がポトリと落ちるシーンが目立っています。
日本の野球は、次の塁に対して非常に貪欲です。隙があれば見逃さない・・そのように教わるので、多少無理な走塁でも、相手のミスを誘い、得点につなげることができています。
【メジャースカウトの声】
この大会、メジャーのスカウトも日本人選手に注目しています。
実は、先日目にした資料では、優勝街道を突っ走っている日本選手に対して、メジャースカウトが期待外れだと評価しているというものがありました。
日本人選手は、みんな同じ構えをして、同じ投げ方をして、自分なりの工夫が見られない、メジャーに入ってからの伸びしろが乏しいというのです。
確かに日本の野球は基本に忠実で、ボールは両手でしっかりと取り、打球の正面に体を持っていく・・当たり前のことに聞こえますが、メジャーでは非常識です。
打球はできる限り素早く送球できるように、片手で取り、投げやすい姿勢で捕球しなければいけません。
個性の無い日本人プレーヤーには、興味がないとしたメジャースカウトの話、確かに今回のU18野球2015を見ていると、面白いバッター、投手がいないように感じます。
オコエ選手のように、自分の長所を徹底的にアピールできる選手もいますが、ほとんどの選手にはそれがありません。
逆な意味で、安定感のある日本野球は、チームとしては完成度が高く、今回の決勝戦もロースコアで日本の勝利となるに違いありません。
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