夏の高校野球、2015年の栃木県大会の注目は、作新学院の5連覇達成がなるかどうか?今のところ戦力が充実している作新学院が頭一つ抜けていると思います。
それに続くのは、佐野日大、青藍泰斗、文星芸大附、国学院栃木などの私学勢です。この展開は毎年変わらず、そこに力のある県立高校が割って入る予選となりそうです。
公立高校で有力なのは、秋の大会の制覇した宇都宮南、宇都宮工業がベスト8まで残る展開になりそう。打倒私学を掲げる県立高校勢の意地の活躍にも期待したい。
・大会日程:7月11日~26日
■2015年春の大会戦績
優勝 作新学院
準優勝 栃木 青藍泰斗
ベスト8 足利工大附 足利 白鴎大足利 矢板中央
■2014年秋の大会戦績
優勝 宇都宮南
準優勝 佐野日大
ベスト4 作新学院 国学院栃木
ベスト8 幸福の科学学園 足利 宇都宮北 白鴎大足利
宇都宮勢のほかにも、足利勢の活躍が目立ちます。白鴎大足利、足利工大附など、展開次第では勢いよく決勝まで・・と言う展開もありそう。
毎年、ドラマチックな決勝戦が行われている栃木県大会、今年もドキドキの展開になると思います。ただ、作新学院の選手たちの成長が著しく、個人ではエースの朝山、チーム全体では守備の連係や走塁が見どころです。昨年の夏の経験者も残っています。
【作新学院 朝山広憲投手】
今年の栃木県大会の注目選手は、ドラフト候補としても名前が挙がっている、作新学院の朝山投手です。1年生の時から経験を積み、今では直球も140キロを超えるほどにまで成長しました。
1年生のときは、力のあるストレート主体のピッチング、今は下半身もどっしりと成長し、変化球のコントロールも安定しています。
投球フォームが大きいので、夏の連投でスタミナの消耗だけが気がかりです。
朝山投手は、全体的に、ボールが高く浮く癖があります、県大会でもベスト8以降は低めに丁寧なピッチングを心がけないと、思わぬ大量失点につながる場合があります。
作新学院は朝山投手が集中力を維持して、倉井・宮下などの投手陣が機能すれば、安定したチーム力です。攻撃陣では、勝負強く足も速い添田君の打席に注目したいと思います。
今年の栃木県大会は、打倒作新ムード一色かな?
特に期待したいのは、足利、宇都宮南、宇都宮工業、宇都宮北などの県立勢の活躍です。全国的に私学が強いですが、やはり県立の高校球児にチャンスを与えてあげたい。
そういう意味では波乱の展開も良し、順調に作新と国学院、佐野日大あたりの展開になるのも良しです。
■もう一つの注目ポイント
今年の栃木大会、作新学院の5連覇がみどころなのですが、作新学院の 小針崇宏監督の采配にも注目してみましょう。
2013年夏の決勝、作新学院 VS 青藍泰斗、ツーアウトランナーなし、得点は1-2で青藍泰斗がリードしていました。青藍泰斗の素晴らしいゲーム運びに、作新完敗・・と誰もが思ったその時・・・。
動画で言うと、19:30あたりからです。
死球でツーアウトランナーは1塁・・ここで小針監督の采配は・・なんと盗塁でした。
相手投手も疲労困憊、完全に勝ちを意識している・・今考えれば、この時、作新学院が勝つ方法は盗塁しかなかったと思います。
そして、今大会にも出場する添田がタイムリーで同点。
その添田にまたもや盗塁のサインがでました。
最終的に、この試合は作新学院が勝って、甲子園出場を決めたのですが、青藍泰斗の選手たちの集中力も素晴らしかったし、作新学院の粘りもすごかった。名勝負でした。
ということで、栃木県大会は今年もドラマチックな決勝戦が待っています。いったいどんな展開になるのか?今から楽しみです。
⇒トップページに戻る☆彡「注目の話題が満載」コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。