昨年の夏に引き続いての甲子園出場となった東海大四高校の新チームの実力はどうなっているのでしょうか?夏の大会では西嶋亮太投手が超スローボールを投げて話題になりましたよね。
超スローボールに関しては否定的な意見と肯定的な意見が乱れ飛び、ついにあのダルビッシュ投手までが発言するなどして物議を醸しました。あの超スローボールは私の記憶にも鮮明に残っています。
えー、まず2塁走者がバッターにサインを出したり、ランナーが野手の視界を遮るように走ったり、併殺打を防ぐためにランナーが野手に向けてスライディングをしたりと、プレーの健全性については色々ありますよね。
超スローボールの前は「カット打法」というのもありました。私が子供の頃に教わった野球は、相手に嫌がられるような野球です。小さく構えてフォアボールをねらえ!とか、体に近い球は避けるふりをして当たれとか。
当たり前だったプレーが現代は否定的に見られるようになりましたね。国際的なルールに従うという基本的な考え方なのでやむを得ない部分はありますけど・・。
東海大四高校の選手紹介
甲子園常連校となった東海大四は、神宮大会で浦和学院に敗れています。スコアは0-10ということで、大敗してしまったんです。昨年よりチカラは落ちると言われていますが、チームはまだまだ発展途上、春の活躍に期待しましょう。
※主力メンバーのみ
打撃成績
(氏名・学年・ポジション・打率)
・大澤志意也 3年生 投手 .353
・小川幸平 3年生 捕手 .333
・中島弘貴 3年生 一 .286
・金村船成 3年生 二 .261
・齋藤龍生 3年生 三 .379
・冨田勇輝 3年生 遊 .308
・邵 広基 3年生 左 .414
・渡瀬太輝 3年生 中 .471
・山本浩平 3年生 右 .341
・チーム打率:.311
投手成績
(氏名・学年・防御率)
・大澤志意也 3年生 2.43
・渡辺敦史 3年生 2.00
・海上太一 2年生 1.13
【戦力分析】
見るからに打撃のチーム。3割・4割を超えるバッターがズラリと並んでいます。1試合あたりの平均得点は6点と、攻撃的な野球を心情としています。ただ、守備力にやや弱点があります。
私が今大会で注目してみたいのは、東海大四の9番バッター身長158cmの渡瀬選手です。打率は.471とチームトップで俊足がウリの選手です。
なぜこのような優秀な選手が9番にいるか?投手としては9番バッターにヒットを出塁されるのが一番ストレスになります。9番バッターが出塁してしかも俊足、打線は上位ということで、ピッチャーの緊張は頂点に達するのです。
言い方は悪いですが、ちょろちょろと動きまわって撹乱するような野球をして、強力な上位打線に繋げるのがひとつの攻撃の形となります。穴が無い打線で甲子園での勝利なるか?といったところです。
【投手力分析】
大澤投手は最速140キロ前後です、今の高校野球では中の上といったところでしょうか?ただ、神宮での10失点が大きい教訓となっているはずです。北海道から遠征して10失点、これは大澤投手にとって大きな屈辱だったろうと思います。
当然、雪辱を果たすために、もう練習に励んでいることでしょう。打線に頼らない、大澤投手の力投にも期待します。大澤投手を支えているのがリリーフ陣です。打線にチカラがありますから、6・7回で試合を決めてしまうことも可能です。
大量得点で差をつけたら、2番手・3番手の投手に後は任せられられます。そう言った展開が一番、東海大四の野球に近いと思います。大澤投手の課題はコントロールです。制球さえ乱れなければ、そうは点を与えることはありません。
関東・関西の強豪校に打ち勝つ野球、迫力があって面白い試合が見られそうです。
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