2015年選抜高校野球で、波にのると怖い存在が天理高校です。近畿大会では大阪桐蔭高校を3-2で下すなど、総合力では強豪校の中でもトップクラスと言えます。近畿大会で光ったのは打撃でした。
二桁安打は当たり前、5得点以上で勝利する確率が高いチームです。破壊力抜群の打線でしたが、神宮大会では仙台育英のエース佐藤世那の前に散発の1得点に終わり惨敗しました。
大阪桐蔭を接戦で破るところを見ると、甲子園などの大舞台には強そうなイメージです。大阪桐蔭戦に先発した2年生の森浦投手が注目の存在です。甲子園でも粘り強いピッチングを期待したい。
天理高校の選手紹介
気になるのは仙台育英高校の佐藤世那投手に6安打1得点に終わった打線です。甲子園の好投手を相手にして、打線がどのレベルで機能するのかが勝負のポイントです。
バントや走塁など、小技もうまく使って、常に次の塁を狙う姿勢を全面に押し出して接戦に持ち込みたいところです。相手投手のスキをついて狙い球を絞っていきたいところです。
※主力選手のみ
打撃成績
(氏名・学年・ポジション・打率)
・齋藤祐羽 3年生 投手 .342
・堤田礼雄 3年生 捕手 .212
・坂口漠弥 3年生 一 .484
・前久保智也 3年生 二 .423
・川崎浩大 3年生 三 .355
・貞光広登 3年生 遊 .381
・棟田圭佑 3年生 左 .333
・船曵 海 3年生 中 .262
・冨木崚雅 3年生 右 .421
・チーム打率:.357
投手成績
・齋藤祐羽 3年生 1.58
・森浦大輔 2年生 3.13
【戦力分析】
期待の投手陣は齋藤と森浦、相手の調子や打線の特徴などによって、先発が決まると思います。大阪桐蔭戦では森浦を起用して大成功、8安打2失点の好投を見せた。
大阪桐蔭を相手に物おじしないマウンド度胸は2年生のものとは思えない感じです。二人共サウスポーなので、右打者に対する配球が勝負の分かれ目になります。
打線は爆発力がありますが、好投手を前にすると連打が続かない傾向があります。ミートを心がけて単打を積み上げることを意識できれば、無理なく勝ち進めるでしょう。
【投手分析】
まず2年生の森浦投手ですが、スリークォーター気味に大きく振った腕から繰り出される130キロ半ばのストレートは威力抜群です。
投球フォームに関しては、投げ終わった後に左足の甲にベッタリとマウンドの土がつくはずです。これはしっかりと左足に乗っていた体重を右足に乗せることができている証拠です。力強い直球を投げることができていると思います。
そしてエースの齋藤投手、ストレートの速度は120キロ台後半ですが、素早い投球動作からインコース、アウトコースへと自在のコントロールが特徴です。
小柄ですがチカラもありそうなので、きちっと投げ分けができれば、最小失点で乗りきれるはずです。後に森浦投手が控えているのもメンタル面で大きな効果となります。
二人の投手で春の選抜全5試合、安定したチカラを発揮できるのが強みとなります。
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