8月9日(日)、100年目を迎える高校野球の優勝候補の筆頭ともいえる存在、仙台育英高校がいよいよ登場してきました。私が注目している選手の一人、佐藤世那投手が見事に明豊打線を封じ込め、12-1で快勝しました。
私も試合を見ておりましたが、正直言って数字ほどの差はありませんでしたね。投手力の差というよりは、攻撃陣が充実している仙台育英高校のほうが勝ったという感じに見受けられました。
プロも注目している・・と報道されている佐藤世那投手は、私が思っていたほどよくない。ストレート、変化球のキレについてはいつも素晴らしいので、何も言うことはないんですけどね(^^)/
【佐藤世那投手はこれからが本番!】
春の甲子園の直後から、投球フォームを崩して不調が続いた佐藤世那投手。1回戦の投球でも無駄玉が多い印象を受けました。
最後の夏の甲子園ということもあり、体が思うように動かないのは仕方がないのですが、高めに浮くボールがかなり目立ちましたね。
私の持論なのですが、右投手が右バッターのインコース高めに浮くボールを投げてしまうのはかなりの重症だと思っています。
これはゴルフにも似ているところがあるので、経験がある方も多いと思いますが、どうしても右に曲がる人が、左に打とうとしてもボールはまっすぐに飛んでくれません。
投手も同じように、どうしても右に浮くボールを投げてしまう人が、左側を意識して投げても、生きた投球はできないのです。
これはもう、フォームを変えるしかないわけなんですけども、変えるといっても、意識だけでいいんです。
右バッターであれば、アウトコースを狙って投げるのではなくて、意識の中で普通に投げればアウトコースに行くようなフォームを作ることです。
私はヘボでしたが、どうしてもボールが高めに浮く場合は、意識的に重心を下げて体ごと低めに行くようなイメージを作って投げていました。
佐藤世那投手の場合、もう少し腕の振りをコンパクトにしても良いですし、そもそも変化球の投手なので、直球は8割くらいの力で大丈夫じゃないかと感じています。
秋の頂点を勝ち取り、春の選抜以降苦しみぬいた佐藤世那投手は、まだまだ「途中」です。
相手打者に熱く立ち向かうのではなく、気迫をもって変化球でかわす・・そんな投球が見てみたいと思いました。
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